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草思社文庫 に3-2
著者西多昌規(著)出版社草思社発売日2018年12月ISBN9784794223654ページ数232Pキーワードじぶんのいじようせいにきずかないひとたちびようしき ジブンノイジヨウセイニキズカナイヒトタチビヨウシキ にしだ まさき ニシダ マサキ9784794223654内容紹介強すぎる被害妄想、執拗な他者攻撃、異様なハイテンション、他人をふりまわすサイコパス……それは許容できる異常性なのか、治療介入すべき異常性なのか?精神科医である著者が診察室で出会った、さまざまな「自分の異常性」に気づかない人たちを取り上げ、その心の病理と対処法を明らかにする。 診察でのエピソードを通じて、医師の苦悩や精神医療の問題点を浮き彫りにする。 はじめに 正常か異常かの境界線第1章 強すぎる被害妄想・郷里からの不安な知らせ・カレーライスの嫌がらせ?・変わり果てた母と実家・自己防衛と否認・治療経過・もうひとつの病魔第2章 自分の異常性に気づく機能「病識」とは何か・「自分の異常性」への気づき、「病識」・「病識」の系譜学・現代精神医学は「病識」を軽視している・芥川龍之介の統合失調症への疾病意識・妄想と現実「二重」の世界第3章 「不安に取りつかれた人」の病的な心理・キャリア官僚が犯した"深刻な?凡ミス・凡ミスが動機の自殺未遂・救急病棟での問答・本人が望まない精神科入院へ・うつ病「三大妄想」と蝕まれた病識・健康を偽装する「匿病」の心理・治療の後日譚第4章 「寝なくても平気」「俺すげぇ」異様なハイテンションは病気か・症例検討会で・不機嫌な病棟生活・波瀾万丈の人生・突然の自死表明・自殺は理性的な判断か?・薬剤を思い切って切る・見過ごされがちな双極性障害第5章 なぜ人を傷つけても心の痛みが一切ないのか・入院依頼・突然の入院延期・初対面・医者への説教・毎朝の長い苦情と家庭崩壊・あくことなき他者批判・逸脱行動・強制退院・巧みな自己正当化と被害者への変身第6章 威嚇と攻撃、見落とされた認知症・外来での大騒動(1)・外来での大騒動(2)・一時的な収束・脳卒中?脱水?・規則正しすぎる生活・ケース・カンファレンス・再度の院内トラブル・転院・追い詰められる高齢者たち第7章 「悪気がない」という異常性・わたしは発達障害?・独特の思考と行動の傾向・心理検査をしてみたが・本人にどう告げるか・どこまでが個性なのか・現代社会とアスペルガー的特性第8章 「死にたい」は狂言か、本気か・当直医泣かせの常連電話・主治医の苦悩・救急部での傍若無人・うかがいしれない家庭の薄幸・父性の欠如、母性の過剰・予期せぬ結末・手厚い医療体制の落とし穴エピローグ 今後の課題 ※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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