純米大吟醸酒
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【残りわずか】
《日本酒を醸す微生物を始めとする、全ての物に敬意を表したお酒! 》お酒は蔵元と杜氏が一心同体となって蔵人と共に酒造りが行われています。 しかし、「喜多酒造」の蔵元、喜多さんは次のように話して下さいました。 人がお酒を造るのではない。 本当にお酒を造ってくれているのは麹菌や酵母といった微生物。 自然の神秘です。 我々は微生物にとって良い環境を整えて手助けをしているだけ。 また、微生物以外にも、土地、風土、お米、水など、お酒造りにはあらゆる物が関わっています。 これら全てに対する畏敬(いけい)の念を「敬いし(うやまいし)」という言葉に込めました。 大吟醸の「敬いし」と純米大吟醸の「愛おし(いとおし)」の2商品の名前は「喜多酒造」の社員が出した30以上の案から選ばれました。 この2つの言葉の選定、書に携わられたのが滋賀県在住の書家、秀蓮(しゅうれん)さんです。 秀蓮さんが社員1人1人にヒアリングし、選定された言葉を書にされました。 大吟醸と純米大吟醸で大きく異なるのは酵母。 大吟醸で使用されている酵母は自社酵母です。 詳細は非公開ですが、純米大吟醸に比べるとやや華やか。 華やかと言ってもやっぱり「喜楽長」派手では無く、品があります。 私はこのお酒はワイングラスで飲むことをオススメ致します。 美しい香り、甘味、余韻を楽しんで頂くのに最適です。 私がこのお酒で一番好きなのは美しさと癒し。 2017年8月に開催された関西の蔵元と酒販店の研修会、関西酒質向上委員会に参加した時のことです。 64種類のお酒をブラインドでテイスティングするのですが、自分の好きなお酒や普段取り扱っているお酒でしたら分かる物もありました。 終盤のとあるお酒を飲んだ時にも「あっ、これ! 」ってピンと来ました。 このお酒にたどり着くまでに相当数のお酒を利いて来たことによってかなり疲れていたのですが、そんな私にスーッと馴染むように口に広がってくれたお酒。 まるで砂漠のオアシスのような存在。 それが「喜楽長の大吟醸」だったのです。 ちなみに、テイスティング後の解説よりも前に私の自信が確信になりました。 全ての利き酒を終え、もう1回と思って戻った時、そのお酒の前に蔵元の喜多さんがいらしたからです。 純米酒や純米吟醸が中心のラインナップだった中、唯一大吟醸で出品されていたというのも、蔵の看板商品としてどうしても利いて欲しかったという喜多さんの気持ちや自信の表れではないかと私は感じました。 「喜楽長」を代表するお酒、大吟醸の「敬いし」私は強くオススメ致します。 純米大吟醸の「愛おし」と共によろしくお願い致します。
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