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写真左が他社製品、右が弊社の製品です。 厚みの差が一目瞭然です。 一般的な他社製の飯台は、厚みが10〜11mmほどですが、弊社製品は厚みが15mm〜16mmあります。 重厚な作りで頑丈ですので、鮨屋や料亭など全国の多くの料理人の方々にご愛用頂いております。 品質良い木製品は、お手入れさえ欠かさなければ50年はもちます。 飯台を買う機会なんてそうあるものではありません。 せっかくだから丈夫で長持ちするものを選びたいですよね。 木材には赤身(芯材)と呼ばれる成熟した部分と、白太(辺材)と呼ばれる未熟な部分があります。 赤身は耐水性・耐久性が高く利用価値が高いのですが、白太は成熟度が低い為、柔らかくカビが生えやすいなどの問題があります。 価格の安い飯台やおひつは、この白太を使ったものが多いので注意が必要です。 弊社では、もちろん赤身の柾目材を熟練の職人が厳選しています。 桶類は昔から最終の表面加工はカンナ仕上げが当然でした。 カンナ仕上げは、木材の特徴を最大限に生かし、耐水性と耐久性を高め、木製品の寿命を延ばすには欠かせない製造技法です。 が、手間がかかり、技術の伝承も現在ではままならない為、ペーパーやすりによる機械仕上げされた商品が増えています。 弊社では、「50年使える木製品」を念頭に物づくりを行っておりますので、桶類についてもカンナ仕上げにこだわっています。 木曽五木のひとつ さわらは、ヒノキ科の常緑針葉樹で日本全国に自生しています。 弊社では、さわらの主産地である長野県木曽地方の木曽さわらを、飯台・おひつの材料として利用しています。 木曽さわらは、木曽五木のひとつ(桧・ねずこ・槇・ひば・さわら)に数えられ、江戸時代より尾張藩の手厚い保護政策により守られてきた天然のさわら材です。 木曽地方でも人工林によるさわらがありますが、弊社では天然の木曽さわらを厳選しています。 桶類にもっとも適した素材 昔から、桶類(飯台・おひつ・湯桶)にはさわらが一番だと言われています。 その理由は・・・ 1.木目が緻密で乾燥による収縮が少ない為、耐久性に優れ、箍(タガ)が外れにくい。 2.適度な吸水性でご飯の余分な水分を吸収してくれる。 3.木曽さわらのほんのりとした香りは米の風味を損なわない。 4.適度な油分が含まれているので、水切れが良く、水周りに強い。 近年では、モミや白松などの非常に安価なおひつや飯台が出回っていますが、昔から「適材適所」(この言葉はまさに材木の使用方法から生まれた言葉です)の言葉の通り、樹木の特徴を生かす為に、その道具に見合った材木が先人の知恵によって考えられています。 安価に仕上げる為にモミや白松を使うのですが、モミや白松の飯台は、カビが生えたりすぐタガ落ちしたりと使い物になりません。
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