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Domaine Meo-Camuzet 当主ジャン ニコラ氏の2021年に対するコメント ☆CORTON GRAND CRU CLOS ROGNET 赤や黒い果実を潰したときに放たれるような濃厚な香り、洋菓子の甘い香りや香辛料も感じられて食欲をそそられるような素晴らしいアロマ。 口当たりは優しいが肉厚なボリューム感も兼ね添えている。 果実味が前面に出ているがアフターの酸味が少し強め。 力強い味わいだが固いということはない。 少し熟成させたほうがいいが現状でも悪くはない。 2028年から2035年の間に飲めるタイミングがやってくるだろう。 Domaine Meo-Camuzet 当主ジャン ニコラ氏の2021年に対するコメント MEO-CAMUZET 20212021年は2月から3月に掛けての気温はとても高く、早くも葡萄畑が活動し始めた。 ただ、この早熟傾向が仇となり、4月6~8日にかけての霜で多くの畑に被害が出てしまった。 場所によって差はあるものの、2016年を上回るような大きな被害があり、いくつかのアペラシオンではワインが造れないほどになってしまった。 5月は雨が多かったが、6月は反対に夏のような天候で葡萄の成長は爆発的に進んだ。 6月末には再び雨が多くなり、7月には嵐も訪れた。 その影響でベト病やウドンコ病のリスクが出始めたが、8月や9月の天候は比較的穏やかで収穫は9月20日頃から開始した。 葡萄の成熟状態は全体的にまとまっており、腐敗などもそこまで広がらなかったので選別はしっかりできた。 収穫量は非常に少なく、収穫にも時間は掛からなかった。 霜の影響と雨が多かったことで自然糖度は12.4度と前年よりも低く、葡萄の房も大きかったのでジュースの比率が高く色調は近年では淡いほうで醸造段階でも2021年は柔らかく分かりやすいということが垣間見えた。 クラシックなヴィンテージという言葉を選ぶ要素はいくつもあり、繊細さは30年前のブルゴーニュを彷彿させるようだ。 しかしながら寒かった年というわけではなく、葡萄の成熟はしっかりしていた。 2018年から3年続いた暑く凝縮したヴィンテージは2021年で一旦終わり、ワインの重たさが少し気掛かりな2018~2020年だが2021年にはその心配はない。 2021年に類似するようなヴィンテージと言えば2007年は同じような側面があるし、1992年、2017年も少し似ているだろうか。 2021年は輝かしいグレートなヴィンテージではないかもしれないが、優しくてとても分かりやすい、早くから楽しめるヴィンテージになっている。
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割田屋【わりでんや】
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